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経済

AI技術を用いて様々なサービスを提供する「イーストソフト」

#韓国技あり企業 l 2021-07-26

ⓒ ESTSOFT

きょうご紹介した企業は、ソウル市瑞草(ソチョ)区にあるIT企業「イーストソフト」です。「イーストソフト」は、AI=人工知能技術を用いて様々なサービスを提供しています。

「イーストソフト」は、1993年にワードプロセッサを作るソフトウェア会社としてスタートしました。1999年にファイルを圧縮・解凍するソフト、アルジップ(ALZip)を発売し、市場で広く認知されるようになりました。2007年には、無料の総合セキュリティソフト「アルヤック(ALYac)」を市場に出し、大きな支持を得ました。そして翌年の2008年に店頭市場「コスダック」への上場を果たしました。

AIビジネスに参入したのは2016年です。AIを会社の新たな成長エンジンとして位置づけ、視覚、言語、金融、セキュリティの大きく4つのテーマで人工知能技術を研究し、これを活用して様々なビジネスを展開しています。

「イーストソフト」は、人間にそっくりな姿をしてリアルに動くCG=コンピューターグラフィックスで作られた「バーチャルヒューマン」を開発し、話題を集めました。「イーストソフト」が開発したバーチャルヒューマンはAIアナウンサーで、実際にアナウンサーが読んでいるニュース音声を人工知能エンジンで機械学習し、人に近い自然な発音やイントネーションで原稿を読み上げます。次は、「AI講師」を開発する計画です。マーケティング、放送、教育へと、バーチャルヒューマン技術は、活躍の場をどんどん広げています。

「イーストソフト」が開発したメガネの3Dバーチャル試着アプリも注目を集めています。「ラウンズ」は、「イーストソフト」が開発したメガネのバーチャル試着アプリが搭載されたオンラインショッピングモールで、メガネとサングラスを販売しています。スマートフォンの画面にユーザーの顔が映り、試着したいメガネを選ぶと、顔写真上で立体的に3D画像化されたサンプルを試着できます。 

「イーストソフト」は、セキュリティの分野でもAI技術を採用した製品を開発し、市場に出しています。国防科学研究所や韓国電子通信研究院など高いセキュリティレベルが求められる主な機関が「イーストソフト」のソリューションを利用しています。このほか、検索、金融、ゲームなどの分野でもAI技術を採用した様々なサービスを開発し、提供しています。

大胆なイノベーションにより、私たちの生活をより便利に変えている「イーストソフト」。AI技術を採用したサービスの分野でグローバルナンバー1になるという目標に向かって、日々精進しています。

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