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経済

ARのプラットフォームを開発・提供する「ディープファイン」

#韓国技あり企業 l 2021-12-27

ⓒ deepfine

きょうご紹介した企業は、京畿道(キョンギド)始興(シフン)市にあるIT企業「ディープファイン」です。

「ディープファイン」は2019年に設立され、めがね型の本体にさまざまな機能を搭載したスマートグラスを活用して産業現場向けに非対面で業務支援するソリューション「アロン(ARON)」を開発・提供しています。

「アロン」は、グラス越しに設備の図面や作業マニュアルを映すことができます。IoT=モノのインターネットを活用したスマート工場だと、スマートグラスをかけた作業者が機械に近づくだけで、システムの状態を確認することもできます。また、異常が検出された場合は、現場の作業者に自動的に知らせます。地方や海外など離れた場所にある作業場と遠隔で共同作業を行うこともできます。さらに、作業現場で確認しなければならない点検項目を映すこともでき、点検を行った内容については、自動的に結果報告書が作成されます。

一瞬の油断が大きな事故につながりかねない産業現場で作業者が両手を自由に使えるよう、「アロン」は音声指示によって各種機能を利用できるようになっています。また、騒音が多い作業場でも音声を正確に認識できるようノイズ除去機能が搭載されています。

「アロン」は建設現場や公共施設、製造業の工場など様々な産業現場で導入されていて、業務効率の向上や事故の予防に役立っています。日本の大手電気メーカーとの間でソフトウェア納入契約を結ぶなど海外進出も本格化させています。

「ディープファイン」は、最近注目されているメタバース、つまり仮想空間や仮想世界を提供するサービスの提供に向けた準備も行っています。

産業現場の安全確保と効率アップを目指す「ディープファイン」の挑戦を応援したいと思います。

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