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文化

干し柿と虎

#韓国の昔話 l 2021-06-01

韓国の昔話

ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

昔々、人里離れた山奥に一頭の大きな虎が住んでおりました。

性格がとても荒々しく、山の動物たちは虎の影を見ただけで震え上がりました。


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

ある日、腹を空かせた虎は村へ下りていきました。

「このままじゃ飢え死にしてしまいそうだ。村に下りて、豚か牛を食ってやろう。

いや、人間さまでも構わない。」


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

その時、どこからか子どもの泣き声が聞こえてきました。

「ほーら、泣くのはおよし。門の外に怖い虎が来ているよ。」

ところが虎が来ているという言葉にも、子どもは泣き止みません。


「ほれ、干し柿が来たよ、干し柿。もう泣くのはおよし。」

子どもがぴたっと泣き止みました。

怖い虎が来たと言っても泣き続けていた子が、干し柿の話に泣き止んだのです。


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

虎は怖くなりました。

「ちょっと待てよ。今、部屋の中には、わしより恐ろしい干し柿がいるということじゃないか。干し柿が出てくる前に逃げた方が良さそうだ。」


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

虎はびくっとしました。

干し柿が自分を捕まえるために背中に乗ったと思ったのです。

「おい!干し柿!さっさとわしの背中から離れろ!」


ⓒ YEOWON MEDIA HANKOOK GARDNER CO. LTD

「おい!お前たち。村の方に行ってはならないぞ。

わしが村に行った時、干し柿に出くわして、危うく命を落すところだったんだ。」


その後、虎が村に来ることはありませんでした。


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