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文化

味も価格もおいしい韓国の屋台の食べ物

2014-12-02

冷たい風が吹く季節になりました。こんな季節、街角に並んだ屋台であたたかい湯気を立てているおでんを見かけるとお腹が空いてなくても食べたくなります。韓国の街を歩いているとあちらこちらに並んでいる屋台を見ることができます。屋台定番のメニューには、熱々のスープが魅力のおでん、甘辛い唐辛子のソースで煮込んだもちのトッポッキ、蒸し器にのっている韓国式の豚の腸詰め、スンデなどがあります。



地下鉄1号線、鷺梁津(ノリャンジン)駅前。ここは大学入試や就職、公務員試験など、さまざまな試験のための塾が集まっている地域です。塾に通っているのは10代から30代までの若い人たち。若い人たちが集まる地域には、屋台もたくさん並んでいます。この地域で一番人気のある屋台のメニューは、カップラーメンならぬ、カップライスです。カップライスとは、カップというにはちょっと大きい器に盛られた、豚肉や牛肉、ツナ、ハムなど好みの具を入れて炒めたご飯です。価格は3千ウォンから3千5百ウォンで、量も多く、手軽に食事をすませることができます。鷺梁津の屋台の人気メニューはカップライスだけではありません。ホットケーキにコーンサラダ、ハム、ソーセージなどを巻いてくれるパンケーキはデザートやおやつとして人気を集めています。パンケーキの屋台の前にはいつも長い列ができています。

ソウルの観光スポットとして知られる明洞(ミョンドン)。外国人観光客の多い街だけに、
屋台でもいろいろな国の言葉が飛び交います。外国人観光客にも人気のあるこの屋台のメニューは大きめに切ったじゃがいも、キャベツ、玉ねぎが入った1970年代風のジャージャー麺。韓国の人たちにも屋台で売っているジャージャー麺はめずらしくいつもにぎわっています。明洞の路地には120あまりの屋台が並んでいます。どの屋台からもおいしそうな匂いがしますが、長い列ができている屋台を見過ごすわけにはいきません。中でも卵のパン、エッグボールは20個くらいのたこ焼きがくっついているような形で人気です。材料の70パーセントが卵で、小麦粉、牛乳、栗などを混ぜて作ります。

一昔前まで、韓国の屋台の食べ物といえばおでん、トッポッキ、スンデ、たい焼きなどが定番でした。しかし、今はユニークなメニューで勝負する屋台が多くなっています。

学生の多い鷺梁津、外国人観光客の多い明洞に次いでご紹介するのは、若い個性があふれる街、弘益(ホンイク)大学界わいです。この一帯にはおしゃれな街というイメージにぴったりのメニューを売っている屋台がいろいろあります。甘い花束という言葉を略したタルコッ・クレープ。薄く焼いたクレープにヌテラというヘーゼルナッツのスプレッド、いちご、バナナ、そして、好みに合わせて生クリームやアーモンドなどを乗せて花束のようにくるっと巻いて作ります。40センチの長いワッフル、ロングフルも人気です。普通の丸いワッフルではなく、細長い形のワッフルに生クリームといろんな種類のナッツが乗っていて見た目もおいしそうです。



味も形も価格もさまざまな韓国の屋台の食べ物。韓国の屋台は、今日ご紹介したスポットだけではなく、人通りの多い街ならどこでも見かけることができます。韓国旅行の計画を立てているなら、今度は韓国の屋台を食べ歩く旅をしてみてはいかがでしょうか。これまでとはひと味違う、特別な思い出になるに違いありません。

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