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歴史

龍山の歴史と未来

2022-04-22

金曜ステーション

尹錫悦新大統領は大統領執務室を青瓦台から国防部の建物に移転するため、国防部がある龍山(ヨンサン)は政治の中心として脚光を浴びることになった。国防部は米軍基地に隣接し、参謀本部など軍の施設が集中する地域にあるため,一般市民は近づけない。


龍山駅は1904年、京釜鉄道と京義鉄道の起点となり、南北を一本の鉄道で繋げる役割を担った。それ以来、鉄道ターミナルとして機関車工場や鉄道学校など鉄道関連施設が集中した。漢江に面する龍山は、古くから交通の要衝であり、物資の集散地だった。


龍山歴史博物館。旧・龍山鉄道病院の建物を利用して地域の歴史を紹介するために2022年3月にオープンした。鉄道病院は鉄道事故や鉄道建設に伴う労働災害の負傷者の治療を目的に1907年に設立され、その後100年以上にわたって地域医療に従事した。


1904年日露戦争当時、日本は龍山の土地300万坪を当時の金額で20万ウォンを韓国政府に支払い購入した。そのうち兵舎や練兵場など軍用地として使ったのは3分の1で、そのほかは鉄道用地や住宅街として開発した。


日本の敗戦直後、龍山基地上空に飛来した米軍偵察機。日本軍施設は米軍政庁が接収し、朝鮮戦争後は米軍が常駐する基地となった。朝鮮戦争では、龍山は双方の攻撃目標となり,軍需物資の輸送拠点となる鉄道施設は徹底的に破壊された。


かつての米軍将校官舎跡を公開している龍山公園(西氷庫地区)。龍山基地は全面返還後、国立公園として整備され、市民に開放される予定で、大統領府が移転する国防部庁舎前も米ホワイトハウスのように市民が近づけるスペースにすると計画されている。


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