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ライフスタイル

韓国の大学共通入学テストの満点者は

#マル秘社会面 l 2022-01-19

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

日本の大学共通入学テストにあたる韓国の修学能力試験。日本は先週末が試験日でしたが、韓国では11月に実施され結果もすでに受験生のもとへ届いています。韓国の修学能力試験では毎年、満点者の人数と名前が公表されます。その年の試験の難易度にもよりますが、だいたいは複数の満点者がでたものでした。しかし今回満点者はただ一人でした。

女性、それも高麗大学行政学部に在学中の現役の大学生キム・ソンウさんです。彼女のように大学に入学したまま、もう一度受験に挑戦する人のことを「 パンスセン(半修生)」と言います。彼女は1学期は大学に通ったものの、6月からは全寮制の予備校に入り再び受験勉強を始めたそうです。

大学修学能力試験は1994年から実施されこの27年間で230人以上の満点者が出ています。2001年には過去最大の66人もの満点者がでていました。しかし今年は事情が違いました。「修能(修学能力試験)」ではなく「不修能(修学できない)」だと言われるほどに難しい内容でした。そのため満点者がただ一人になったのです。

キムさんは満点の秘訣、勉強方法についてメデイアへのインタビューでこんな風に話しています。

「ルーティーンを崩さない生活をしていました。朝6時半に起き、夜は12時半に寝る。これを繰り返していました」

「自習の時間は、高校生の頃と同じように50分勉強して10分休むというサイクルを繰り返しました」

「週末は本番と同じタイムスケジュールで、『一人模試』をやっていました」


これは週末は本番の修学能力試験のタイムスケジュールに合わせて問題を解いていたということです。さらに

「過去の出題問題を徹底的にやったことが本当によかったと思います。それをやったのちに新しいことへの対応があると考えていました。ただ解くのではなく、過去 の出題方法を分析する。どういう表現で問いを出しているのか。かなり昔に出た問題でも、『今だったら、どういう形式・表現で設問されるのか』を考えていました」


と話しています。さすがに一度試験を受けた経験からでしょうか、分析も正確ですよね。日本の受験生の皆さんもこれから大学ごとの試験が待ち構えてますよね。彼女のアドバイス、参考になると良いのですが。最後にもう一つ、彼女はこんなことも言っていました。

「試験当日、ひとつだけ気をつけたことがありました。服装です。

少し薄着で行きました。特に午後、眠気に襲われないようにするためです。だから会場で震えても「寒さなのかもな」と気にせずやり過ごしました」


試験会場で寒さに震えて試験に集中できないのは困りますが、あまりたくさん着こんでいっても昼食を終えた後の午後の時間には眠くなってしまうことがあります。それでわざと薄着で会場に行ったという話です。

全国の受験生の皆さん、頑張ってください。

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