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ライフスタイル

第585話 ウェブドラマ『ミョヌラギ』

#アジュンマの井戸端会議 l 2020-12-15

玄海灘に立つ虹


今日は、いま俄然話題のドラマをご紹介します。

ウェブドラマ『ミョヌラギ』です。

まず『ミョヌラギ』というタイトルは、韓国で「嫁」を意味する「ミョヌリ」という言葉からきていています。「ミョヌリ」+「アギ(赤ちゃんのこと。あるいは子どものことを、かわいいと思う気持ち、親しみを込めて呼ぶ場合もある)」で、「ミョヌラギ」です。つまりミョヌラギとは、嫁いできたばかりのお嫁さんのことをいつくしみ深く呼ぶ場合に使われる言葉になります。


原作は『ミョヌラギ』というウェブトゥーンで、最近多いウェブトゥーンのドラマ化になりますが、テレビドラマではなく、インターネットのサイトを通じて観るウェブドラマです。ネットのサイトで観るといってもネットフリックスではなく、具体的には韓国のカカオTVで観ることができます。カカオは韓国人のほとんどが使っているチャットサイトのカカオトーク(日本のLINE)を持っている会社で、カカオトークのサイトを通じても簡単に観ることができますし、韓国のポータルサイト大手のダウムでも観ることができます。オンタイム視聴ができなくてもサイトにアクセスすればいくらでも観ることができます。PCでもスマホでも観れることから、デジタルドラマとも呼ばれています。


ミョヌラギという言葉は、この作品では、辞書上の意味だけでなく、もう一つ重要な意味を持っています。「よくできた嫁だとほめられたくて、良い嫁になりたくて頑張ってしまう時期のことを、ミョヌラギ(期)という」として「思春期や倦怠期を経験することと同じで、ミョヌラギは普通1、2年で終わるけど、人によっては10年以上続いたり終わらない場合もある」と、作品の中では説明しています。つまりミョヌラギという言葉は、もともとの意味に加えて、作者が新たに意味をつくった言葉だといえます。韓国ではよく、「娘のような嫁」という言葉が使われます。「娘と同じようにかわいい嫁」あるいは「娘のように嫁をかわいがる」という意味で、特にお姑さんがよく使います。それで、「ミョヌラギの最中にある嫁」は娘のようになるべくついつい頑張ってしまうのですが、誰にでもこうした時期はあるということで、この新しい意味に共感できるというわけです。


このドラマの中には、露骨に嫁いびりをするお姑さんも、無条件に自分の母親の肩を持つ夫も出てきません。ヒロインの女性は会社にお勤めしていますが、義母は、息子が出張から帰ってきたときは「疲れただろうから体に良いものをつくってあげる」と言っていました。それがヒロイン、つまりお嫁さんが出張に行くことになったときは、息子の食事の心配をするのです。「娘のような嫁」のはずなのに。そんなエピソードの一つ一つも大きな共感を呼んでいます。ドラマは11月21日から毎週土曜日に公開されていて、いま第4話まで出ていますが、1話、2話、3話はいずれも約140万回再生されており、12月12日に公開された第4話はその日に70万回以上再生されたほどの人気です。1話当たり20分ぐらいと短いのもウェブドラマのとっつきやすい点です。12話完結となっているこのドラマ、どんな展開になるのか楽しみです。

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