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ライフスタイル

第591話 韓国食(韓国料理)に対する海外での認識はいかに?

#アジュンマの井戸端会議 l 2021-01-26

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

農林水産食品部が去年、海外の主要都市16か所に住む外国人を対象に行ったオンラインアンケート調査の結果、「韓国食(韓国料理)を知っている」という回答が57.4%を占めていたことがわかりました。同じ調査で、2018年は54.0%、2019年は54.6%でしたから、だんだん増えていることがわかります。


また、このうち韓国料理を食べたことがある人を対象に、「もっとも頻繁に食べている韓国料理」について質問したところ、一番多かった回答は「キムチ」(33.6%)でした。次いで「ビビンバ」(27.8%)、「韓国式フライドチキン」(26.9%)などの順でした。「好きな韓国料理」については、「韓国式フライドチキン」が13.3%で首位、次いでキムチ(11.9%)、ビビンバ(10.3%)などの順でした。ちなみに一番好きな韓国料理を地域別でみると、北アメリカと中央アメリカではプルゴギ(12.8%)、ヨーロッパはビビンバ(12.6%)、北東アジアは豚のばら肉(三枚肉)焼き、東南アジアはキムチ(14.9%)、オセアニア、南米、中東はチャプチェ(7.0%)でした。


さらに、「好きでない韓国食」は、韓国のお酒とキムチが1位と2位を占めていました。具体的には「嫌いなメニューなし」という回答が27.7%で一番多く、次いでソジュ(焼酎)など韓国のお酒が14.1%、キムチ9.5%などの順でした。キムチは好き嫌いがかなりはっきりと分かれていることがわかります。嫌いな理由としては「食感が好きでない」(30.0%)、「どんな材料が入っているのかわからない」(23.3%)などが上がっていました。


韓国料理に関連する話題をもう一つ。去年の農林水産食品部のまとめによりますと、去年韓国の食品の輸出額が、前の年に比べて7.7%増えた75億7000万ドルで、過去最高を記録したということです。このうち特に加工食品の増加が顕著で、インスタントラーメン、それに韓国のお餅やレトルトご飯(パックご飯)などのコメの加工品の輸出が、前の年よりそれぞれ29%、26.9%増えたといいます。輸出額では、アメリカが初めて1位になったということです。それまでは中国向けの輸出が最多でした。アメリカへの食品の輸出は前の年より38%増えています。輸出相手国としては日本への輸出が一番多く、これは前の年に続いて2年連続です。ただ輸出額は前の年より6.2%減っているということです。


ただ、農林水産食品部のこのまとめによりますと、好きでない韓国食1位だったソジュも、輸出はかなり増えていて、特に東南アジアへの輸出額は前の年に比べて24%増えています。この地域は韓国ドラマが人気があり、「ソジュを飲むのはおいしいからではなく、かっこいいからと思われているからだ」という分析がありました。

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