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ライフスタイル

東京パラリンピック―韓国選手団

#マル秘社会面 l 2021-08-18

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

東京パラリンピックは8月24日から9月5日まで開催されます。新型コロナウイルスの感染拡大で残念ながらパラリンピックも無観客で開催されることになりましたが、選手たちはオリンピックの選手たちと同様にこの5年間の努力の成果を発揮してくれることでしょう。

韓国は14種目に158人の選手が参加する予定です。韓国は1968年に行われた第3回テルアビブ・パラリンピックから出場し、1972年の第4回ハイデルベルグ・パラリンピックで最初の金メダルを獲得しました。男子卓球の車いすクラスでソン・シンナム選手が金メダルをとりました。

今回の東京パラリンピックでは韓国選手団は総合20位を目標としています。そして4つの金メダル、9つの銀メダル、21個の銅メダルが目標です。

特に今回、テコンドーとバドミントンが正式種目として初めて採択され、韓国はテコンドーに1人、バドミントンに7人の選手を出場させて、この種目の最初のメダリストとなろうとしています。

テコンドーのチュ・ジョンフン選手は5月にヨルダンで開かれた東京パラリンピックのアジア選抜戦の男子K44・75㎏級で1位となり、韓国選手としては唯一、オリンピックのチケットを手にしました。オリンピックではとれなかったテコンドーの金メダルをパラリンピックではぜひ獲ってもらいたいものです。

また7人の選手が出場するバドミントンは国際大会で優秀な成績を残しており期待が持てます。特に男子車いすバドミントンWH2のキム・ジョンジュン選手は世界選手権大会で4連覇を達成している選手です。また同じ男子車いすバドミントンWH1のイ・ドンヨプ選手も世界選手権で金メダルを取っています。

韓国はバドミントンでは男子シングルとダブルスの両方に出場しますので、団体戦での優勝も狙っています。

そしてもう一つ、韓国が特に自信をもって出場する種目があります。9回連続でメダルを手にしている種目「ボッチャ」です。あまり聞きなれないこの種目は「地上のカーリング」とも呼ばれ最初にジャックボールと呼ばれる白いボールを投げ、続いて赤と青の各6個のボールを投げたり、転がしたりして、目標となるジャックボールにいかに多くのボールを近づけるかを競う競技です。


韓国は1988年のソウルパラリンピックから2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックまで8大会連続でこの種目で金メダルを獲得してきました。韓国はまさにこのボッチャ種目では世界的な強国です。その理由として、厚い選手層、優れた国産の装備などがあげられ、国内大会には150人の選手が参加し競い合っているということです。


今回の東京パラリンピックの開会式の韓国選手団の旗手にはこの種目の女子選手チェ・イェジン選手が選ばれました。チェ選手は「アーチェリーの女子団体が東京オリンピックで9連覇を成し遂げたように、パラリンピックでもボッチャで9大会連続金メダルに挑戦する」と意気込みを語っています。


選手たちはオリンピックの選手と同様にこの5年間、努力を重ねてきました。東京パラリンピックでの韓国選手たちの活躍ぶり、しっかりご紹介していきたいと思います。

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