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ライフスタイル

第626話 ドラマ『海街チャチャチャ』を紹介します

#アジュンマの井戸端会議 l 2021-10-19

玄海灘に立つ虹


tvNのドラマ『海街チャチャチャ』(全16話)が10月17日に最終回を迎えました。

視聴率調査会社によりますと、最終回の視聴率は全国平均12.7%だったということです。ちなみに初回の視聴率は6%台と悪くはありませんでしたが、周りでこのドラマを見ているという人がどんどん増えていっていました。tvNでは毎週土曜、日曜に放送されていましたが、ネットフリックスでも観ることができ、韓国で一時はあの『イカゲーム』を抑え、ストリーミング回数首位に躍り出たくらいの人気を博しました。全世界を対象にした順位でも、シンガポール、香港、インド、台湾、ベトナム、タイ、スリランカなど20余りの国で、10月1日の時点でトップ10に入っています。 


『海街チャチャチャ』は、都会を離れ、海辺の町で開業した歯科医と、何でもできる「万能ニート」の青年が、江原道(カンウォンド)にある小さな海辺の町、コンジンを舞台に繰り広げるラブコメディです。2004年に公開された映画『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるMr.ホン(邦題)』(キム・ジュヒョク、オム・ジョンファ主演)がドラマになった作品です。主人公のトラウマやアクシデントなどはありますが、始終心温まるストーリーが展開されたうえ、性格が正反対の主人公二人の恋愛シーンも話題を呼びました。いま韓国では、ネットフリックスオリジナルの韓国ドラマ『イカゲーム』など、血しぶきが飛び散る、ハードボイルドなドラマが大きな話題になっており、実際人気もあります。そんななかで、『海街チャチャチャ』が視聴者を魅了したのは、劇的な展開のない、ひたすらハートフルなストーリーがむしろアピールしたのではないかと分析されています。主人公の周辺人物として村の住民たちがたくさん出てくるのですが、それぞれのキャラクターが丁寧に描かれていて、ドラマの魅力をさらに引き立てています。


コンジンの美しい風景に魅了された人も少なくありません。コンジンは架空の町で、実際は慶尚北道(キョンサンブㇰド)の浦項(ポハン)市で多くが撮影されました。ドラマの人気でロケ地をめぐる観光客が増えたことから、浦項市は10月18日から、平日に限り、浦項シティーツアーの商品の一つとして、このドラマのロケ地を巡るコースを運営しています。浦項市は、「ドラマの人気とともに、撮影地である浦項の美しい風景がSNS上で高い関心を呼んでいることから、浦項への訪問を希望する遠距離からの観光客のアクセスに配慮し便宜を図るためにツアーコースを新設した」と話しています。ドラマの人気の高さがうかがえます。

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