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ライフスタイル

韓国のプロスポーツ界で活躍する日本人選手

#マル秘社会面 l 2021-11-03

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

今週、韓国のプロサッカーで活動している日本人選手の勝利インタビューの内容が大きな話題となりました。

K2リーグ 大田(テジョン)ハナシチズンの石田雅俊(26、登録名マサ)選手です。マサ選手は今月10日、安山(アンサン)グリナースとの対戦でプロデビュー後初のハットトリックを決め、チームを勝利に導きました。そのヒーローインタビューで「リーグ昇格を望むファンに一言お願いします」という求めに対して、韓国語でこう答えました。

「私は個人的に、これまでのサッカー人生では敗北者だと思います。それでも、このように毎試合人生を変えうる競技があって…。とにかく昇格、それに人生をかけてやっていきます」

このインタビュー映像は一気にファンの関心を集めました。マサ選手の誠実さや韓国語を学ぶ努力などが知れわたったことで、さらに話題になり、放送局のユーチューブチャンネルでは、すでにアクセス数が123万回を超えています。


自分のことをサッカー人生の敗北者だと語ったマサ選手の真摯な姿勢に対しハンキョレ新聞は「まるで日本の少年漫画の主人公のように、本心がまっすぐに込められた答えだった」と報じています。


そこでマサ選手のように韓国で活動している日本人選手を調べてみました。今回はマサ選手と同じプロサッカー、そしてプロバスケットボールを中心に調べてみました。

まずマサ選手のようにプロサッカー Kリーグで活躍している日本人選手はマサ選手も含めて合計7人います


大田ハナシチズンの石田雅俊選手、全北現代モーターズの邦本宜裕(くにもとたかひろ)選手、大邱FCの西翼(にしつばさ)選手、富川(プチョン)FCの室伏航(むろふしわたる)選手、ソウルイーランドFCの小林祐希(こばやしゆうき)選手、FC安養(アニャン) の田村亮介(たむらりょうすけ)選手、安山(アンサン)グリナースFCの磐瀬剛(いわせごう)選手です。


そして韓国には女子のサッカーリーグもあります。WKリーグです。その中で特に注目されるのが水原(スウォン)都市公社の、日本人トリオです。 安本紗和子(やすもとさわこ)選手、桜本尚子(さくらもとなおこ)選手、田中萌(たなかめばえ)選手の3人で安本選手は元日本代表です。


桜本選手は入団の動機を 「三十歳になって、現役生活ももう長くない。いつか海外でやりたいと思っていた」と語っています。安本、田中両選手も海外挑戦を望んでいたところにオファーを受け、水原に入団したということです。


また韓国のプロバスケットにも日本人選手がいます。原州(ウォンジュ)DBプロミの中村太地(なかむらたいち)選手です。韓国プロバスケットリーグでは初めての日本人選手です。


中村選手は高校時代に日本で指導を受けたイ・サムボムさんが監督を勤めていることから、韓国への進出を決めたということです。そして「若い時に海外舞台を経験し、日本と韓国のバスケットボールの懸け橋の役割も果たしたい」と述べています。


海外で活動するのは本当に大変なチェレンジ精神のいるものです。マサ選手もインタビューで「サッカーについての理解も、プレースタイルも日本とは違い全面的な変化が必要だった。韓国語の勉強も欠かせなかった。通訳がいなかったのでやむを得なかったという面もあるが、何より学ばないと発展できないと思ったからだ」と語っていました。韓国の地で活躍するすべての日本人選手にエールを送りたいです。

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