日本の常識が韓国では違っていたりします。今月は韓国観光の際に日本とは違う観光地でのマナーの違いについてご紹介しましょう。今日は博物館での話です。それではまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。
山田君 国立中央博物館はいつ来ても人でいっぱいですね。でも何といっても入場無料と言うのはいいですよね。
金さん それにこれも日本とちがって良い点なんですよ。
山田君 金さん、何してるんですか。そんなスマフォでパチパチ写真撮って怒られますよ。
金さん 国立中央博物館は企画展示のものを除いては写真撮影が自由なんですよ。ほら、小学生や中学生もみんな宿題用に写真をとってるでしょう。
山田君 えっ、いいんですか。日本だったら絶対に怒られるのに。
そうなんです。日本と違い韓国では写真撮影自由、あるいは一部が自由になっている博物館が多いんです。特に国立中央博物館は写真撮影自由の展示室が多数あります。ですから、7月のカレンダーの写真になっている高麗青磁亀型注子も飾ってあればスマホで写真を撮ることができます。
ただ最近では個人の博物館や美術館の中には写真撮影禁止になっているところもあります。ですから韓国に旅行に来て博物館や美術館を訪れる際には、まわりで写真をバチバチとっている人がいれば大丈夫だと思ってください。
これはたとえばお寺の仏像なども写真撮影可能なところがあります。日本だと絶対アウトだと思われる文化財でも結構ラフに写真撮影が許されているところが多いので注意してみてください。
一方、韓国の場合、飛行場、そして軍隊の部隊や米軍の基地などの軍事施設は一切撮影禁止ですので、その点は注意してください。写真撮影をして良いところと悪いところの基準が日本とは違う点があるので気をつけてください。たとえば日本だったら離着陸する飛行機を撮影すると言って大きな望遠レンズ付のカメラで写真をっているマニアがいますが韓国の飛行場ではそういうことはできません。
ということで韓国マナー、韓国では博物館や美術館などで自由に写真を撮れるところがあります。最近では個人の美術館などでは駄目というところもありますが、それでも日本に比べればだいぶ自由に写真を取らせてくれます。ただ飛行場を含めた軍事施設はすべて写真撮影が禁止されていますから、その点は十分注意してください。