今月は韓国観光の際に観光地で出会う日本とは違う韓国の常識をご紹介しています。今週は教会です。観光旅行に教会と思われるかもしれませんが、韓国の教会、数が多いだけになかなか興味深いですよ。それでは今日もまずは留学生の山田君とお友達の金さんとの会話からです。
金さん 山田君、週末にドライブ行きませんか?
山田君 それはいいですね。でどこへ?
金さん 実は知り合いの神父さんから遊びに来るようにと言われているの。
山田君 神父さんですか? じゃあ教会?
金さん 聖堂ですよ。
山田君 ぼく信者でもないし、辞めときますよ。
金さん 信者かどうかは全然関係ないし。それに聖堂の中はステンドグラスもきれいだし、記念品もいろいろ売ってますよ
山田君 記念品ですか?
日本の皆さんもたぶんヨーロッパ旅行に行くと観光で有名な聖堂を訪れるのではないでしょうか? 私もフランスに行ったときにノートルダム寺院を見に行きました。
そういう感じで、もし時間があれば韓国の教会、聖堂ものぞいて見てください。信者でなくても見学するのは全然かまいません。ただし見学の際には大きな声は出さずに静粛にしてください。祈祷をしている信者の方がいるかもしれませんから。
そして日本の場合、教会といえばカトリックもプロテスタントもぜんぶひっくるめて教会といいますが、韓国ではプロテスタントは教会、そしてカトリックは聖堂という風に完全に分かれています。
そしてそれぞれ見所が違います。お勧めはもちろんカトリックの聖堂です。ソウルの都心明洞にある明洞聖堂をはじめ、全国各地に聖堂はあります。どこもきれいなステンドグラスがあり、厳かな雰囲気があります。前で写真を撮ってもとても絵になるのが聖堂です。
また聖堂のお勧めは記念品のコーナーに十字架をはじめとしていろいろな小物が売られていることです。ペンダントや指輪のようなものもあり、記念に買って帰るのも良いのではないかと思います。昔は明洞のメインストリートに大きな教会用品の専門店がありましたが、現在は無くなってしまいました。
では教会は見所がないかといいますと、韓国の教会の規模の大きさを実感してみてください。日曜日には何千人という信者の集まる教会がソウル市内にはいくつもあります。KBSのあるヨイドのスンボグム教会、中にはいると大きなホールがいくつもあるのも驚きですが、私は教会の中に銀行がありそこで信者たちが献金を入金しているのを見て驚いた記憶があります。
ということで韓国マナー、韓国観光の際には時間があれば韓国の聖堂ものぞいて みてください。ステンドグラスも建物もとても雰囲気がありますので、写真撮影にはピッタシです。ただし見学は自由ですが、静粛に、それだけ守れば大丈夫です。