観光
日本の皆さんは歴史好きの方も多いので、韓国津々浦　ウラ情報、 大邱２回目の今日は歴史的な場所を２つご紹介します。まず最初は

達城韓日友好館
大邱市達城区にありますが2012年5月にオープンした施設で、日本からも観光客がよく訪れているようです。ここは「沙也可（さやか）」という日本人を記念して作られた施設です。この人は韓国側の資料では文禄・慶長の役の際に加藤清正の先方武将として釜山に上陸したが、 朝鮮の文化を慕い、また秀吉の出兵に大義なしとの思いから、3000人の兵士と共に朝鮮側に降伏した。また火縄銃の技術を朝鮮に伝え日本軍とも戦い、戦後その功績をたたえられ金忠善と名乗り、帰化人となり、大邱の地に土地を与えられたとあります。
この与えられた土地が今、達城韓日友好館のあるところで、友好館のある村には今でもこの人の子孫が暮らしているといいます。大邱市内からは地下鉄とバスで1時間くらいです。

大邱近代通りツアー
大邱市の大邱駅に近い中区一帯には歴史的な建物がたくさん残っています。大邱市ではこれらを観光名所として開発し、案内表示などを立て「大邱近代通りツアー」と名づけています。コースは5つありますが、特にお勧めなのが第2コースの近代文化通りです。
ここには1910年に建てられたアメリカ出身の宣教師チャムネスの邸宅である「宣教師チャムネス住宅」、大邱で最初の西洋式建築である「桂山聖堂」、そして漢方治療の資料などが見れる「大邱薬令市韓医薬博物館」などがあります。
特に 「大邱薬令市韓医薬博物館」では資料を見るほかに、体験もでき、ここでは韓国漢方医学に関して詳しく学ぶことができます。また 指圧散策路や韓方足湯体験場もあるということなので、歩きつかれた足を休めるにはぴったりでしょう。

グルメ
最近、韓国では地方のパン屋が人気です。昔懐かしい味をそのまま守っているパン屋が人気を呼んでいますが、ここ大邱にもそんなパン屋が３軒ほどあります。そしてこの３軒のパン屋がみんな、先ほどご紹介した近代通りにあります。ですから近代通りを歩きながら、ついでにパンも食べてみようということです。まず「近代路地アンパン」はまさに昔懐かしいアンパンです。薄い生地の中にあんこがいっぱい詰まっています。「半月堂コロッケ」はコロッケパンのお店です。11 種類のコロッケがあり、外はカリッとしており、中身はジューシーなコロッケパンです。最後が「三松パンチッ」ここはトウモロコシパンが有名です。柔らかなパンの中にトウモロコシの粒粒がいっぱい入っています。

ウラ情報
最近は地方のパン屋さんが全国的な人気を集めているといいましたが、まさにその通り。実は先週の土曜日、たまたま行った明洞の新世界本店のデパ地下に先ほどの「三松パンチッ」が入っていました。私は全然知らずに買ってきて、まさにそのトウモロコシパン食べました。美味しかったです。そしてそぼろアンパンもまた美味しかったです。お勧めします。わざわざ大邱まで行かなくてもソウルでも十分食べられます。ということで、今週のウラ情報でした。