メニューへ 本文へ
Go Top

旅行

韓国舞台芸術の産屋、国立劇場

2011-09-27

韓国舞台芸術の産屋、国立劇場
ソウルのシンボルともいえる山、南山(ナムサン)のふもとにある国立劇場。一年中、さまざまなジャンルの公演舞台を披露している国立劇場は韓国の舞台芸術を生み出す場所、「韓国芸術の産屋」と呼ばれています。国立劇場はソウル地下鉄3号線、東大入口(トンデ・イプグ)駅の6番出口を出て、南山に向かう坂道を10分ほど歩いた所にあります。

韓国の舞台芸術は1950年にオープンした国立劇場を中心に成長してきたと言っても過言ではありません。国立劇場は1950年代の韓国に演劇、舞踊などさまざまなジャンルの舞台芸術が根を下ろせる基盤を作りあげました。そして、今は韓国の伝統芸術を近代的な舞台に合わせて変化させようと努力しています。

国立劇場にはパンソリや西洋のオペラのような唱劇(チャングッ)など伝統公演を披露する国立唱(チャン)劇団、韓国を代表する舞踊チームの国立舞踊団、伝統音楽の脈を受け継ぐ国立国楽管弦楽団など3つの専属チームがあります。また、国立劇場を代表する1500席の規模のヘオルム劇場をはじめ、430席ほどの客席があるタルオルム劇場、スタジオのようなタイプのピョルオルム劇場、そして、韓国では初めてのドーム型劇場、KBハヌル劇場など、最新の照明、音響システムなどを完備した規模や特徴が異なる公演場があり、公演のジャンルにもっとも適した公演場を選んで最高の舞台を披露することができます。

国立劇場では公演だけではなく、国立劇場フェスティバル、国立劇場ゴーゴーゴー、青少年公演芸術祭など多彩なイベントが開かれます。中でも、2007年から毎年開かれている世界国立劇場フェスティバルは国立劇場を代表する公演イベントです。世界各国の国立劇場の代表作品を招待して韓国の国立劇場で公演する文化交流のためのイベントで、今年は8月31日にスタートして、10月30日まで開かれます。世界各国を代表するすばらしい舞台を韓国の国立劇場で見ることができる、最高のイベントだといえます。

韓国の近代舞台芸術をリードしてきた国立劇場は去年、創立60周年を迎えました。これを記念して、ピョルオルム劇場がある建物に韓国の舞台芸術の足どりをたどる公演芸術博物館がオープンしました。公演芸術博物館には、舞台芸術の歴史や近代化にともなって変化してきた韓国の舞台芸術公演、そしてその製作過程などを紹介している展示室常設展示室をはじめ、企画展示室、1979年から国立劇場で行われた公演の動画を見ることができるアーカイブ室、教育室などが設けられています。公演テーマ展示室には舞台衣装、舞台デザインなど、作品が舞台にのぼるまでの過程と韓国を代表する芸術家に関する資料がジャンル別に紹介されています。また、常設展示室には舞台衣装を展示しているコーナーもあります。ここでは気に入った衣装をきて、好きな背景を選んで記念写真を撮ることもできます。

もうすぐ10月、芸術の秋です。この秋、南山の自然と韓国の舞台芸術の歴史、そしてすばらしい公演を同時に楽しむことができる空間、国立劇場で芸術の秋を楽しんでみてはいかがでしょうか。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >