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変異ウィルス・デルタ株の感染拡大

2021-06-26

ニュース

ⓒYONHAP News

インドで最初に確認された新型コロナウイルスの変異株・デルタ株の感染が各国で拡大しています。

韓国では新規感染者に占めるデルタ株の割合は今のところ多くありませんが、増加する傾向にあり、拡大の初期段階にあるとみられます。

デルタ株は昨年秋にインドで最初に確認されました。

感染力は従来の新型コロナウイルスやイギリス発のアルファ株より40~60%ほど強いとされ、すでに80カ国以上に拡がっています。

WHO世界保健機関は、「デルタ株は感染力が強く、世界的に主流になる過程にある」と警告しています。

成人の80%以上が1回以上ワクチンを接種したイギリスでは、今月初めに3千人台に抑えられていた1日の新規感染者が最近になって1万人を上回るなど、再び感染が拡大していて、新規感染者の90%以上がデルタ株による感染であることが確認されました。

ワクチンの接種が進んでいるにもかかわらず短期間で感染者が急増しているのは、デルタ株の感染力が従来株より強く、1回のワクチン接種ではデルタ株に対して効き目が落ちるためとされています。

デルタ株はイギリスだけでなく、ロシアやカナダでもすでに主流になっており、他の国でも時間の経過とともに主流になるとみられています。

韓国は社会的距離確保の段階を調整し、7月から飲食店の営業時間を深夜0時まで延長するなど、営業時間の規制が緩和されます。

また、4人までとしていた会食の人数制限を首都圏では6人までに緩和し、首都圏以外では人数制限がなくなります。

6月までに60歳以上の1回目のワクチン接種が終わるなど、ワクチン接種が進んでいることや、1日の新規感染者が600人台以下に抑えられていることを受けて、規制を緩和することになりました。

営業時間の短縮や会食の人数制限で、飲食店など経営に苦しむ自営業者が増えているため、規制緩和は避けて通れないとの声もありましたが、各国でデルタ株の感染が広がっている中、規制緩和は時期尚早だと懸念する声も出ています。

デルタ株はワクチンを接種していない若年層を中心に感染が増えていて、高齢者を優先してワクチン接種を進めている韓国としてはさらに注意が必要な部分でもあります。

政府は規制が緩和されても個人個人が感染予防対策をより徹底する必要があると強調しています。

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