ソウル市は、6日、猛暑に対する警報レベルを、4段階のうちでもっとも高い「深刻」に引き上げ、「猛暑災害安全対策本部」を運営することになりました。ソウル市がこの本部を運営するのは、これが初めてです。
ソウルでは、先月31日に初めて発令された猛暑警報が、1週間続けられているほか、熱中症が疑われる死者が発生しています。このためソウル市は、6日、猛暑に対する警報レベルを、4段階のうちで、もっとも高い「深刻」に引き上げるとともに、猛暑災害安全対策本部を運営すると発表しました。
猛暑災害安全対策本部では、ソウルの主な道路や都心部に水を撒いて温度を下げる散水車220台を確保し、最高気温に達する午前10時から午後5時の間に集中的に水を撒くということです。
また、地下水を使って都心部の路面温度を下げるほか、配達などをする人のための休憩所11か所や、キャンピングカーを改造した憩いの場なども運営するということです。
さらに猛暑に弱い高齢者やホームレスなどの健康状態の確認を行うほか、図書館や地下鉄、高齢者サロンなど暑さをしのげる施設については、運営時間を平日は午後9時まで延長し、週末と休日にも利用できるようにするということです。