韓国と日本の政府は、国交正常化から60周年を迎えるのに合わせて、6月の1か月間、4つの空港に相手国の国民を対象とした「専用入国審査レーン」を開設します。
 
専用レーンが設けられるのは、韓国の金浦（キンポ）空港と金海（キメ）空港、日本の福岡空港と羽田空港の合わせて4空港です。
 
ただし、金浦空港と羽田空港では、大韓航空、アシアナ航空、日本航空、全日空の4社を利用した場合に限って利用できます。
 
「専用入国審査レーン」を利用するには、入国日までの過去1年以内に相手国を訪問した履歴がある短期滞在者で、午前9時から午後4時の間に相手国に到着する便を利用しなければなりません。
 
また、韓国人が日本を訪れる場合は「Visit Japan Web」サイトで登録と申告を済ませる必要があり、日本人が韓国を訪れる場合は、事前に「大韓民国電子入国申告」サイトで同様の手続きを済ませなければなりません。
 
制度運用の初日、羽田空港で「専用入国審査レーン」を利用して入国した韓国人観光客は、審査時間が短縮されたことに満足を示し、今後も制度が続いてほしいと述べました。
 
ことし4月まで日本を訪れた韓国人観光客はおよそ322万7千人、韓国を訪れた日本人観光客はおよそ104万人となり、過去最多を記録しています。