KBS理事会は23日、高大栄(コ・デヨン)社長の解任案を可決しました。
KBS理事会は与党からの推薦が7人、野党からの推薦が4人で構成されていますが、今回、高大栄社長の解任案には6人が賛成しました。
解任の理由は、KBSの信頼を損ねたこと、報道局長を務めていた当時の金品授受疑惑などです。
これに対し、高社長は、「法的に不当で、受け入れられない」としています。
KBS社長の任命権を持つ文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、理事会の決定を承認し、公募による新社長の選定が始まることになりました。
候補者は、国会の人事聴聞会を経て、大統領が最終的に任命します。
一方、高大栄社長が朴槿恵(パク・クネ)前政権に批判的な報道を抑えたと主張し、去年9月から社長の退陣を求めて全面的なストライキを続けてきたKBSの労働組合は、24日午前9時から仕事に復帰するとしています。