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国際

クリスマスの奇跡「興南撤退船」  英BBCが放送

Write: 2019-12-25 11:26:51Update: 2019-12-25 15:01:02

クリスマスの奇跡「興南撤退船」  英BBCが放送

1950年に勃発した韓国戦争の際に、アメリカ軍が北韓の咸鏡南道(ハムギョンナムド)興南(フンナム)で展開した撤退作戦、「興南撤退」を、イギリスの公共放送BBCが現地時間の24日、クリスマスの奇跡として紹介しました。
「興南撤退」は、韓国戦争当時、中国人民義勇軍の攻勢で戦況が不利になると、咸鏡南道北東部戦線で作戦中だったアメリカ軍が、興南港で「メロディス・ビクトリー号」におよそ1万4000人の避難民を乗せて撤退した作戦です。
「メロディス・ビクトリー号」は1950年12月23日に興南を経ち、24日に釜山(プサン)を経て25日に巨済島(コジェド)に着いて避難民を降ろしました。
「メロディス・ビクトリー号」は7600トンで、定員60名の貨物船でしたが、船長のレナード・ラルー氏は、船に積まれていた武器を全部捨て、避難民をできるだけ多く乗せるよう命令し、1万4000人が乗ることができました。
食料や水、毛布、医薬品のどれもが不足していましたが、犠牲者は一人もおらず、「クリスマスの奇跡」とも呼ばれています。
この「メロディス・ビクトリー号」には、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の両親も乗っていました。
BBCは、この船で起きた最も大きな奇跡は、航海中に赤ちゃんが5人も生まれたことで、アメリカ軍兵士らは赤ちゃんを、生まれた順に「キムチ1」「キムチ2」などと番号を付けて呼んでいたと紹介しました。

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