パナソニックとソニーの有機EL事業を統合したJOLED(ジェイオーレッド)が23日、自社の有機ELパネル技術の特許を侵害しているとして、サムスン電子に対し、特許侵害訴訟を起こしました。
JOLEDのホームページなどによりますと、JOLEDは、サムスン電子が自社の特許を侵害したとして、アメリカテキサス西部地裁とドイツマンハイム地裁に提訴したということです。
アメリカの訴訟の対象は、サムスン電子のほか、パネル製造子会社のサムスンディスプレーとアメリカの現地法人です。
また、ドイツの訴訟では、サムスン電子とドイツの現地法人を提訴しました。
JOLEDは、サムスンがスマートフォン「ギャラクシー」で有機ELを駆動させるのに必要な技術に関する特許侵害があったと主張しています。
これを受けサムスン側は、「提訴されたことに間違いない」として、「訴状を見て対応する」とコメントしています。
JOLEDは、中国2位のディスプレーメーカーCSOTから、200億円規模の投資を受けることになっています。