日本政府は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、6月末までとしていた外国人に対する入国禁止措置を、1か月延長する方針を決めました。
日本経済新聞が報じたところによりますと、日本政府は、韓国人などに対して観光目的など90日以内の短期滞在で認めていたビザ免除を停止し、発行済みのビザについても無効化する措置を、1か月延長する方針を決めたということです。
一方、EU=ヨーロッパ連合は7月1日から、韓国、日本、オーストラリアなど14の国からの渡航制限を解除し、観光客などを受け入れる方針です。
BBCによりますと、EUは安全と判断される14の国に対して渡航制限を解除する方針を決め、これまでにEU加盟国の半数がこの14の国のリストを承認したということです。
ただ、感染者が増えているアメリカや中国、ブラジルはリストに含まれていません。
EUはことし3月から、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、第3国からの渡航を制限してきましたが、EUの行政執行機関の欧州委員会は、感染状況が落ち着いていることを理由に来月1日から観光客に対する渡航制限を部分的に解除するよう加盟国に勧告していました。