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サイエンス

伝播力6倍強い変異型ウイルスが流行か 新型コロナ

Write: 2020-07-07 09:53:42Update: 2020-07-08 20:12:12

伝播力6倍強い変異型ウイルスが流行か 新型コロナ

Photo : YONHAP News

現在、国内で感染が拡大している新型コロナウイルス感染症のウイルスは、伝播力が6倍強いとされるGH型であることがわかりました。
中央防疫対策本部によりますと、国内で新型コロナウイルス感染症の患者から検出されたウイルス526件に対する遺伝子分析を行った結果、GH型が333件で全体の63.3%と最も多く、V型127件、S型33件、GR型19件、G型10件、その他4件の順となっていました。
アメリカの研究チームは最近、GH型の伝播力が最大6倍強いという研究結果を発表しています。韓国政府は、「もう少し研究が必要だ」と慎重な立場ですが、中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長は、「GH型の特性上、伝播力が強いものと推定される」との見方を示しています。
WHO=世界保健機関は、遺伝子の塩基配列のちがいによるアミノ酸の変化を基準に、新型コロナウイルスをS型、V型、L型、G型、GH型、GR型とその他の7グループに分類しています。
鄭本部長は、「4月以前は主にS型とV型が確認されたが、4月初めの慶尚北道(キョンサンブクト)や5月初めのソウル梨泰院(イテウォン)のクラブで発生した集団感染、それに大田(テジョン)や光州(クァンジュ)での集団感染を含む最近のケースではGH型のウイルスが検出されている」と明らかにしました。
鄭本部長はまた,「最近、韓国を含め世界的にGH型が主に流行している」として、「GH型はS型が変異したもので、細胞での増殖がより活発で、人体細胞の感染部位と結合しやすいため伝播力が強いものと推定されている」と説明しました。

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