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政治

韓ロ首脳が電話会談 国交樹立から30年

Write: 2020-09-29 12:45:22Update: 2020-09-29 12:46:59

韓ロ首脳が電話会談 国交樹立から30年

Photo : YONHAP News

韓国とロシアが国交を樹立してから30日で満30年となるのを前に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は28日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、韓半島情勢などについて意見交換しました。 
大統領府青瓦台によりますと、両首脳は28日午後4時半から35分間、電話会談しました。
会談で文大統領は、「厳しい環境でも韓国は韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着に向けた努力を続ける。ロシアの建設的な役割と支持を望む」と述べました。
これに対しプーチン大統領は、韓国政府の南北関係の正常化に向けた努力を評価し、当事国間の対話の再開を期待するとして、「韓半島の平和定着に向けた努力に引き続き協力する準備ができている」と応じました。
新型コロナ克服のための連携と協力を強調し、ソウルに本部を置く「世界ワクチン研究所」にロシアも参加するよう呼びかけました。
これに対してプーチン大統領は、新型コロナへの韓国の対応を高く評価し、「世界ワクチン研究所」への参加について保健当局と検討すると述べました。
文大統領はプーチン大統領に、新型コロナ状況が落ち着き次第、韓国を訪れるよう要請し、プーチン大統領は、「ロシア産のワクチンを打って訪問する」と答えたということです。 
両国はことしを「韓ロ相互交流の年」としていますが、新型コロナ状況をうけて、これを来年まで延長するという提案に両首脳は歓迎の意を示しました。
また文大統領は、自らが提案したガスや鉄道、電力、造船など9つの重点分野で協力する「9つの橋」事業の成果に期待を示し、新型コロナの影響下でも造船などで協力が活発に行われていることを評価しました。 これに対してプーチン大統領は、「韓国はアジア太平洋地域でロシアの重要な協力パートナーで、AI=人工知能など様々な分野での活発な協力を期待する」と語りました。
文大統領はさらに、WTO=世界保健機関の次期事務局長選挙に立候補した産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長に対するロシアの支持を呼びかけ、プーチン大統領は、兪本部長への高い評価に共感を示したということです。
青瓦台によりますと、両首脳は国交樹立以来30年間、両国関係が政治、経済、社会、文化など多方面で大きく発展してきたことに共感を示し、両国の友好協力関係をさらに互恵的で未来志向に発展させていくことで一致したということです。

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