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経済

韓国の貿易依存度、輸出不振で3年ぶりの低水準に

Write: 2020-10-19 08:52:19Update: 2020-10-19 09:20:05

韓国の貿易依存度、輸出不振で3年ぶりの低水準に

Photo : YONHAP News

韓国経済の貿易依存度は、去年、輸出額が大きく減少したことにより、3年ぶりの低水準となりました。
統計庁が18日に発表した統計によりますと、去年の韓国の輸出入額をGDP=国内総生産で割った貿易依存度は、前の年より2.57ポイント下落した63.51%となり、2016年以来の低水準になったということです。
貿易依存度が高いほど、その国の経済が輸出入に依存している度合いが大きいことを意味しており、世界経済や主要貿易相手国の景気変動に左右される可能性が高くなります。
国内市場が大きくないため、輸出主導で成長してきた韓国は、アメリカや日本などの主要先進国に比べて貿易依存度が高いとされています。
2019年を基準に韓国の貿易依存度は、G20=主要20か国のうち、統計が明らかになっている12か国の中ではドイツに次いで2番目に高く、37のOECD加盟国の中では15番目に高いということです。
韓国経済をめぐっては、世界経済に左右されやすく不確実性が高いため、国内市場を活性化し、貿易依存度を少しずつ下げる必要があると指摘されていました。
ただ、去年韓国の貿易依存度が下落した理由は、単純に輸出が減少したからであって、国内市場の拡大ではないということです。
産業通商資源部によりますと、去年の輸出額は5424億1000万ドルで、前の年に比べて10.3%減少し、10年ぶりに2桁の下落になったということです。
輸出が減少した理由としては、米中貿易摩擦や主要輸出品である半導体の市場低迷、国際原油価格の下落などが挙げられています。

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