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国際

習主席の韓国戦争関する発言 米政府が正面から反論

Write: 2020-10-27 14:30:51Update: 2020-10-27 15:21:27

習主席の韓国戦争関する発言 米政府が正面から反論

Photo : YONHAP News

中国の習近平国家主席が北韓の奇襲攻撃で始まった韓国戦争を「アメリカ帝国主義の侵略」と規定したことに対して、アメリカ政府が真っ向から反論しました。 
習主席は23日、韓国戦争参戦から70年を記念する式典で行った演説で、韓国戦争を「アメリカ帝国主義の侵略」と規定し、北韓の侵攻を否定しました。
アメリカ国務省の報道官は現地時間の24日、ツイッターに「中国共産党は、70年前に韓国戦争が単に『勃発』したと主張するが、北韓が1950年6月25日に中国の当時の指導者、毛沢東氏の支持を受けて、韓国を侵攻したというのが事実だ」と投稿しました。
また「自由陣営の国々がこの戦いに加わったため、中国共産党は数十万人の兵力を北韓に送り、韓半島に惨禍をもたらした」と指摘しました。
韓国戦争は北韓の奇襲攻撃から始まり、中国がこれを支援したという事実を明確にしたもので、国務省が、外国指導者の発言に公に反論したのは異例です。
韓国戦争をめぐる歴史論争が米中対立の新たな火種となり、韓半島をめぐる両大国の緊張がさらに高まることが懸念されています。
一方、韓国の徐旭(ソ・ウク)国防部長官や康京和(カン・ギョンファ)外交部長官も25日、国会の国政監査で韓国戦争を北韓の奇襲攻撃から始まったものだと規定しました。
韓国戦争は1950年6月25日早朝、北韓軍が北緯38度線を越えて韓国側に侵攻したことで始まりました。
その後、アメリカ、中国、旧ソ連など周辺国が介入し、自由主義陣営と共産主義陣営の間の戦争に拡大しました。
1953年7月27日に結ばれた休戦協定にもとづいていまの軍事境界線が引かれ、今日まで休戦状態が続いています。

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