韓国と日本の海峡を挟んだ自治体の知事らが集まる「韓日海峡沿岸自治体交流知事会議」が27日午後にテレビ会議形式で開かれ、新型コロナの克服に向けた協力について話し合います。
今回の会議には、韓国からは釜山市、慶尚南道(キョンサンナムド)、全羅南道(チョンラナムド)、済州道、日本からは福岡県、長崎県、佐賀県、山口県の首長がそれぞれ出席します。
会議のテーマは新型コロナへの対応で、事例の発表や共同声明の採択などが行われます。
釜山市は新型コロナの感染拡大防止と地域経済の活性化を同時に目指すツートラック政策について発表します。
なかでも、世界で初めて開発された「ウォークスルー方式の選別診療所」について紹介します。
釜山市は、福島第一原発の処理水の海洋放出の問題で釜山市民の懸念が高まっているとして、透明な情報共有や国際社会の意見が反映された解決策を見出したいとしています。
この会議は1992年から毎年、両国の自治体の持ち回りで開催しています。
ことしは慶尚南道で開催される予定でしたが、新型コロナの影響で、正式な会議の開催は来年に見送られました。