メニューへ 本文へ
Go Top

社会

韓国企業開発の新型コロナ治療薬 初の完治事例が報告

Write: 2020-12-07 14:24:55Update: 2020-12-07 15:00:30

韓国企業開発の新型コロナ治療薬 初の完治事例が報告

Photo : YONHAP News

韓国の製薬会社が開発した新型コロナウイルス感染症の治療薬を投与した患者が完治したことがわかりました。 
製薬大手の「GC緑十字」が6日、発表したところによりますと、新型コロナウイルスに感染した70代の男性が、この会社が開発した血漿(けっしょう)分画製剤の投与による治療を受けて、先月9日、完治したということです。
GC緑十字は、新型コロナウイルス感染症から完治した人の血漿から免疫原性を持つ抗体を分画して作る血漿製剤「GC5131A」を開発し、重症化へのリスクが高い患者を対象に第2相の臨床試験を行っています。
今回完治した患者は、臨床試験に参加した人ではなく、医療スタッフが食品医薬品安全処から治療目的での使用の承認を受けて、この治療薬を投与してきた人です。
食品医薬品安全処は、ほかに治療方法がない患者や、危篤状態の患者などの治療に、臨床試験段階の医薬品も使用できるよう、治療目的で使用を承認する制度を運営しています。
この患者は、ことし9月に新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたあと、抗ウイルス薬の「レムデシビル」やステロイド系抗炎症剤の「デキサメタゾン」などを使用しましたが症状に改善がみられず、血漿分画製剤の投与を行ったということです。
この患者は、およそ20日間の投与後、先月18日に最終的に陰性判定を受け、隔離から解除されました。
GC緑十字のこの血漿分画製剤は、医療現場で治療目的での使用承認の申請が相次いでいて、これまでに合わせて13件が承認されています。
一方、韓国で開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチン2種類についての臨床試験が承認されました。
食品医薬品安全処は4日、韓国の製薬会社2社がそれぞれ開発したワクチン2種類について臨床試験を承認したということです。
承認された2種類のワクチンの臨床試験は、第1相と第2相が同時に進められ、健康な成人を対象にワクチンの安全性や免疫反応を確認することになります。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >