文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、韓国が開発した低炭素型の高速鉄道「KTXイウム(EMU-260)」に初めて乗車し、2029年までにすべての旅客用のディーゼル機関車をKTXイウムに転換する方針を明らかにしました。
文大統領は4日、新年初の経済関連の公式日程として、国土交通部が行った低炭素型高速鉄道、KTXイウムの原州(ウォンジュ)~堤川(チェチョン)路線の試乗式に参加しました。
KTXイウムは、韓国が開発した初の動力分散式の高速鉄道で、動力装置が各車両に分散して搭載されているため、一部の装置に問題が発生しても安全に運行することができ、二酸化炭素の排出量はディーゼル機関車の70%、動力費はディーゼル機関車の64%、従来型のKTXの79%と環境にも優しい鉄道です。
文大統領はこの試乗式で、「パリ協定1年目のことしをエコ型・低炭素型鉄道普及の元年とし、2029年までにすべての旅客用のディーゼル機関車をKTXイウムに転換する」と述べました。
大統領府青瓦台は、今回の試乗式について、「グリーンニューディール、デジタルニューディール、地域均衡ニューディールなど、韓国版ニューディール政策の中核を鉄道分野で一度に確認できる行事だった」と説明しています。