エコカーの販売台数が、去年初めて20万台を越え、過去最多を更新しました。
韓国輸入自動車協会などがまとめた統計によりますと、去年韓国で販売されたエコカーの台数は、合わせて22万5090台で、前の年に比べ、59.2%増加し、過去最多を更新しました。
去年販売されたエコカーの8割はハイブリッド車で、販売台数は、17万4684台と、前の年に比べ、26.5%増えました。このうち、現代自動車と起亜自動車の国産のハイブリッド車は、前の年より68.4%増加した12万8229台で、レクサスやメルセデスベンツなどの海外メーカーのハイブリッド車は、前の年より67.6%増加した4万6455台でした。
このほか、電気自動車では、輸入車の販売が、1万5183台と、前の年よりおよそ3倍増えており、およそ8割がテスラ―の自動車でした。一方、国産の電気自動車は、3万1017台と、前の年より1.7%増加するのに留まりました。
燃料電池車は、去年5786台販売され、前の年に比べ38%増加しました。
ハイブリッド車の増加が目立っていますが、ことしから、取得税減免額の上限が、従来の90万ウォンから40万ウォンに引下げられるほか、プラグインハイブリッド車を購入する人に500万ウォンを支援する補助金制度も廃止されることから、今後のハイブリッド車の売れ行きは不透明となっています。
業界の関係者は、「ハイブリッド車の販売が多少減少しても、電気自動車が増えることで、エコカー全体の販売はことしも増加するだろう」として、「ことし世界のメーカーが新しい電気自動車を公表する見通しであり、海外製のエコカーの割合が一段と高まる可能性がある」と分析しています。