韓国の防疫当局は、新型コロナウイルスのワクチン接種を控え、接種に関する管理システムを構築し、２月から予約を受け付け、接種証明書も発給すると明らかにしました。
疾病管理庁は18日、予防接種に関するサービスを提供するための関連システムの構築を進めていると明らかにしました。
接種対象者はこのシステムを通じて接種の予約をすることができ、接種日時や場所などの情報だけでなく、予想接種証明書の発給などに関するサービスの提供も受けることができます。
政府は、接種関連の費用をすべて支援することで、すべての国民だけでなく、国内に居住する外国人に対しても、ワクチンを無料で接種できるようにする方針です。
一方、政府は、ワクチンが本格的に導入される第３四半期に接種を集中的に行い、11月までに集団免疫を獲得することを目標としています。
この目標は国民の60～70％が２回にわたる接種を受けることを前提としています。
しかし、ワクチンの接種を拒否する人が多い場合は、目標期間内に集団免疫を獲得できない可能性もあるとの指摘が出ています。
接種率を高める方法について防疫当局は、「接種の有無によるインセンティブやペナルティは考慮していない」として、「接種の必要性や安全性、効果に対する科学的な情報を提供し、信頼を得ることが接種率を高める重要な要素だ」とする考えを示しています。