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保健福祉部は、健康上の問題なしに元気に生活できる「健康寿命」をのばすため、現在4500ウォン程度のたばこ価格を、2030年までに7700ウォン程度に値上げすることなどを盛り込んだ第5次国民健康増進総合計画をまとめました。
保健福祉部によりますと、2018年時点の韓国人の健康寿命は70.4歳ですが、所得水準が下位20%の健康寿命は65.2歳、上位20%の健康寿命は73.3歳と、格差が8.1歳に上り、所得水準による健康寿命の格差が、2008年に分析を始めて以来、最も大きくなっています。
政府が27日に発表した第5次国民健康増進総合計画では、2030年までに平均健康寿命を73.3歳に伸ばし、所得水準による健康寿命の格差も7.6歳に縮めることを目標に掲げました。
具体的な対策として、2018年時点で36.7%に上る成人男性の喫煙率を、2030年までに25%にまで引き下げるため、現在一箱4500ウォン程度のたばこの価格を、2030年までOECD=経済協力開発機構加盟国の平均価格である7700ウォン(7ドル)程度に値上げする方針を決めました
このほか、小売店でタバコを陳列したり宣伝することを禁止し、たばこの包装に載せられた警告写真のサイズを大きくする計画を示しています。