中学生時代に校内暴力の加害者だったことがわかり、問題となっていた双子の女子プロバレーボール選手のイ・ジェヨン、イ・ダヨンに、韓国代表資格の無期限停止処分が科されました。
バレーボール協会は15日、イ・ジェヨン、イ・ダヨンに韓国代表資格の無期限停止処分を科したと発表しました。
東京オリンピックを控えているなか、戦力の低下が懸念されますが、韓国代表としての不適切な行動には「一罰百戒」で対処するため、重い懲戒処分を科すことにしたということです。
所属チームの「興国(フングク)生命」も無期限出場停止処分を科しました。
興国生命は、「2人が中学生時代に校内暴力の加害者だったことを認めて謝罪したが、ことの重大性を考えて、無期限出場停止処分を科すことを決めた」と話しました。
2人が興国生命の今シーズンの残りの7試合に出場するのは事実上、不可能とみられます。
イ・ジェヨン、イ・ダヨンについては、今月10日にオンライン・コミュニティーサイトに中学生時代にこの2人から校内暴力を加えられたという書き込みが掲載され、2人はこれを認め、手書きの謝罪文を掲載しましたが、14日、被害者の親がイ・ジェヨン、イ・ダヨンの家族によるパワハラを暴露するなど数々の疑惑が持ち上がっています。
一方、男子プロバレーボールのソン・ミョングンも校内暴力の加害者だったことを認め、これからの試合に出場しないことを決めるなど、プロ・バレーボール界では、校内暴力をめぐる問題が後を絶たない状態が続いています。