ADB=アジア開発銀行の事務総局長にADBで持続的開発・気候変動局長を務める韓国のオム・ウジョン氏が選任されました。
企画財政部が22日、発表したところによりますと、オム・ウジョン氏がADBの事務総局長に選任されたということです。
事務総局長は、総裁、副総裁とともに経営陣会議に出席する幹部ポストで、韓国人がこのポストに就いたのは、李永檜(イ・ヨンフェ)氏(2003年から2006年まで)以来、15年ぶりです。
オム氏はADBで27年以上勤務した国際開発の専門家で、ADBの戦略策定や新型コロナウイルス感染症の危機の克服、気候変動への対応など中心的な業務を担ってきました。
企画財政部の関係者は、「これを機に国際開発金融機関内での韓国の役割や地位が拡大することが期待される。新型コロナの危機克服など国際開発金融機関の主な懸案の議論に積極的に参加できる土台を築いた」と評価しています。