去年の婚姻件数は、およそ21万3000件と、前の年より10%以上減少し、これまでで最も大きい減少幅となりました。
統計庁が24日に発表した統計によりますと、去年の婚姻件数は、21万3513件と、2019年の23万9159件に比べ、2万5646件、率にして10.7%減少しました。減少幅と減少率、いずれもこれまでで最も大きくなっています。
統計庁の関係者は「30代の人口が減少し、結婚する人が減っているなか、去年は新型コロナウイルスによって、結婚式が延期されたり、取り消しになったりしたことが影響している」と説明しました。
出生数の減少も依然続いていて、去年の出生数は、27万2400人と、1970年に統計を取り始めて以来、最も少なくなっています。一方、死者数は、30万5100人と、去年初めて、死者数が出生数を上回りました。