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韓半島

北韓 金委員長の伝記を出版、核兵器開発などを業績に上げる

Write: 2021-03-01 13:23:41Update: 2021-03-01 16:44:00

北韓 金委員長の伝記を出版、核兵器開発などを業績に上げる

Photo : YONHAP News

北韓では、政権発足から10年を迎える金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の伝記が出版され、主な業績として核兵器の開発やシンガポールでの米朝首脳会談などが挙げられました。 
北韓の対外宣伝メディア「わが民族同士」は28日、平壌(ピョンヤン)出版社が去年12月に出版した「偉人と強国時代」の621ページに及ぶ全文をホームページに掲載しました。
本の中で、ICBM=大陸間弾道ミサイルに搭載可能な水素爆弾の実験などについて詳しく触れたほか、「核には核で」と題した章では、北韓が「核保有国」になったことを強調しました。
2018年にシンガポールで行われた史上初の米朝首脳会談については、「地球を揺れ動かした世紀の出会い」と評価し、金委員長の主な業績として挙げました。
またおととし6月には当時のトランプ大統領と板門店で「歴史的な再会を果たした」として、南北とアメリカの板門店での会談についても言及しました。
しかし、物別れに終わったベトナム・ハノイでの米朝首脳会談については触れませんでした。
北韓がこのように金委員長の業績をまとめたことについて、「バイデン政権が発足し、米朝関係が対立または回復という岐路に立たされていることから、アメリカに強いメッセージを送るため」という見方が出ています。
これまで、金委員長を偶像化する作業はありましたが、業績をまとめた伝記の出版は初めてです。
ただ、600ページあまりに及ぶ本を大量に出版するのは、北韓の経済状況からみて容易ではないと見られるため、一部だけを学習資料として出版し、政治教育に活用するとみられます。

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