中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は2日までに新たに344人が確認され、累計で9万372人になりました。 
1日の新たな感染者数は3日連続で300人台となっていますが、土日と独立運動記念日「3.1節」の3連休で検査数が少なかったことも影響したと見られています。
新たな感染者344人のうち、国内での感染は319人で、残りの25人は海外からの入国者でした。
政府は、春の行楽シーズンを迎えて、人の移動が増えることや、2日から新学期が始まったことから、活発な活動や移動によって感染が広がる恐れがあるとして、感染対策「社会的距離の確保」のレベルを、首都圏で現在の第2段階に据え置くとともに、直系家族を除く5人以上の私的な集まりの禁止措置も今月14日まで2週間延長しています。
一方、変異した新型コロナウイルスの感染が世界的に広がっていることも、懸念されています。海外からの入国者のうち、変異したウイルスに感染した人は1日、新たに14人が確認されました。
保健当局は、「ワクチンの接種が始まったからといって緊張を緩めてはならない。集団免疫を獲得するまでは社会的距離の確保など感染防止対策を徹底して守ることが重要だ」と強調しています。