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国際

米海軍幹部 北韓の核燃料再処理可能性に言及 「深刻に受け止めている」

Write: 2021-03-04 09:17:50Update: 2021-03-04 10:04:13

米海軍幹部 北韓の核燃料再処理可能性に言及 「深刻に受け止めている」

Photo : YONHAP News

IAEA=国際原子力機関が今月1日、北韓が核燃料の再処理を行っている可能性があると指摘したことについて、アメリカ海軍の幹部は、北韓の動きを深刻に受け止めているとして、今後、追加の挑発がないか、引き続き注視する考えを示しました。
アメリカの政府系メディアVOA=ボイス・オブ・アメリカによりますと、アメリカインド太平洋軍のマイケル・スチュードマン情報司令官は現地時間の2日、アメリカのAFCEA(軍通信電子機器協会) の行事で演説し、北韓が核燃料の再処理活動を行っている可能性があると、IAEAが指摘したことについて、「北韓の動きを大変深刻に受け止めている」と懸念を示しました。
そのうえで、「それが事実であれば、米朝間の緊張をさらなる段階に激化させる問題だ。北韓がどの方向に向かおうとしているのか、ことし追加の挑発を行うかどうか、懸念しながら注視している」と話しました。
また、スチュードマン氏は、北韓の核燃料の再処理は、北韓がバイデン政権の注意を引くための初の動きである可能性もあるとして、アメリカと制裁緩和の取引をする際の切り札にする狙いがあるかもしれないと説明しました。
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は、今月1日、声明を出し、北韓の寧辺(ヨンビョン)と 降仙(カンソン)の核施設が稼働している兆候が確認されたと明らかにしました。
グロッシ氏によりますと、寧辺にある使用済み核燃料の再処理を行う「放射化学研究所」では、最近水蒸気が上がっていて、プルトニウムを取り出す作業に乗り出した可能性があるほか、ウラン濃縮を行っているとみられる降仙の施設でも活動している様子が確認されたということです。

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