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経済

消費者物価指数 前年比1.1%上昇 1年ぶりに高い上昇率 

Write: 2021-03-05 09:47:38Update: 2021-03-05 09:54:58

消費者物価指数 前年比1.1%上昇 1年ぶりに高い上昇率 

Photo : Getty Images Bank

先月の消費者物価指数が、前の年の同じ月に比べ1.1%上昇し、去年2月以来1年ぶりに前の年に比べて最も高い上昇率となりました。
統計庁のまとめによりますと、ことし2月の消費者物価指数は107.00と、去年の同じ月に比べ1.1%上昇し、去年2月以来1年ぶりに前年に比べて最も高い上昇率となりました。
消費者物価上昇率は、去年10月からことし1月にかけて、前年比1%を下回っていましたが、ことし2月に再び1%台に上昇したことになります。
品目別の物価をみますと、農畜水産物は、去年2月に比べ、16.2%上昇し、2011年2月以来、10年ぶりの高い上昇となりました。農作物の不作や、旧正月の需要増加による農畜水産物の物価上昇が背景にあるとみられます。
一方、工業製品は、去年2月に比べ0.7%下落し、電気・水道・ガスの光熱費も5.0%下落しています。
サービス物価は、0.5%上昇しており、このうち個人サービスが1.6%上昇した一方で、公共サービスは2.1%下落しました。
家賃は、0.9%上昇と、2018年3月以来の高い上昇となりました。
変動の大きい農産物と石油類を除いたコア物価は0.8%上昇し、3か月連続で0%台の上昇率となりました。
今回の結果について、統計庁の関係者は、「農畜産物とサービスの価格が値上がりして、消費者物価指数の上昇幅が拡大した。供給と需要の側面で物価上昇の要因があり、今後上昇傾向が続くと予想されるが、インフレを懸念する状況ではない」と説明しました。

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