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社会

学習塾など学校外教育費の支出 新型コロナの影響で5年ぶりに減少

Write: 2021-03-09 13:58:12Update: 2021-03-09 15:00:41

学習塾など学校外教育費の支出 新型コロナの影響で5年ぶりに減少

Photo : YONHAP News

子どもたちが学習塾に通う経費など学校以外で使う教育費が、去年はおととしに比べておよそ12%減少したことがわかりました。新型コロナウイルスの感染拡大で学習塾が長期に渡って閉鎖されたことなどが影響したとみられています。 
教育部と統計庁が9日に発表した学習塾など学校外教育費の支出に関するまとめによりますと、去年、全国の児童・生徒の学校外教育費の総額は、おととしに比べておよそ12%減って、合わせて9.3兆ウォンでした。
学校外教育費の総額は2016年から増加を続けていましたが、去年は、5年ぶりに減少に転じたことになります。
学校外教育に参加した割合は、8%下落して66.5%で、学校外教育に参加した時間は、1.2時間短くなって週5.3時間でした。
1人当たりの学校外教育費は、小学生が24%減って、月平均22万1000ウォン、中学生が3.4%減って32万8000ウォンをそれぞれ支出しました。
しかし、高校生はおととしより6%増えて、38万8000ウォンでした。
これについて、教育当局は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、学習塾などの営業が中止となったことや、親が子どもの感染防止のため、学校外教育への参加を控えさせたことなどが背景にあると説明しています。
一方、所得水準別にみますと、高所得者層を除くすべての層で、学校外教育の支出が減り、参加率も下落した一方で、高所得者層の支出が低所得者層の支出の5倍に達しました。
また地域別では、ソウルとそのほかの地域との間で、支出や参加率の差が依然として大きくなっていて、新型コロナによって教育格差がますます顕在化することへの懸念の声が出ています。

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