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国際

イラン抑留の韓国船 イラン政府「船長と船舶の解放にむけて調査中」

Write: 2021-04-07 08:25:47Update: 2021-04-07 09:26:34

イラン抑留の韓国船 イラン政府「船長と船舶の解放にむけて調査中」

Photo : YONHAP News

イランに3か月間にわたって抑留されている韓国船籍の石油タンカー「韓国ケミ号」をめぐり、イラン政府が、「韓国ケミ号」の解放につながる方向で調査を進めているとしたことについて、韓国外交部は、近くタンカーと船長が解放されることを期待していると述べました。
イラン政府は5日の記者会見で、ことし1月4日に、イランに抑留された韓国船籍の石油タンカー、「韓国ケミ号」を巡る問題について、船長と船舶のためになる方向で調査が進められているとして、司法機関もこの問題について前向きな結果が出すことを検討していると明らかにしました。
これを受け、外交部のチェ・ヨンサム報道官は6日、定例の会見で、「我々はイランの司法当局の発表を注視している。韓国のタンカーが解放されたという良い知らせが早く発表されることを期待している」と述べました。
そのうえで、「これまで韓国とイランにとって大きな負担となっていたタンカーの抑留問題が近く解決されれば、両国関係が発展する大きなチャンスとなるだろう」として、問題が解決されるまで、政府として最大の努力を傾ける考えを示しました。
「韓国ケミ号」は、1月4日、ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶイラン南西部ホルムズ海峡を航行していたところ、イランの革命防衛隊にだ捕され、現在、イランの港に抑留されています。イラン政府は、だ捕の理由について、「タンカーが海洋環境に関する法律を繰り返して違反し、海を汚染した」としていますが、船会社の関係者は、だ捕された石油タンカーは定期的に海洋汚染に関する検査を受けており、3カ月前の精密検査でもイラン側が指摘するような違反はなかったとしています。
韓国政府はイラン政府に、韓国ケミ号が環境汚染を起こした証拠を示すよう求めましたが、 依然としてイラン政府は証拠を示していません。
現在、韓国人5人を含む14人の乗組員がイランに滞在していて、このうち抑留されているのは船長1人です。

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