徐旭（ソ・ウク）国防部長官は７日、韓国を訪問しているEU=ヨーロッパ連合の グラチアーノ軍事委員長と会談し、韓半島を含む世界の安保情勢について意見を交わしました。
この日の会談で双方は、海洋安保、テロ対策、サイバーセキュリティなどの分野で互いの経験を共有し、変化する安保環境に効率的に対応できるよう、協力を強化していくことで一致しました。
徐長官は、国際情勢が急変していくなかで、韓国とEUの多国間協力が一層重要になっていると強調し、ことし下半期に韓国ソウルで開催予定の「ソウル安保対話」と「国連平和維持活動（PKO）に関する閣僚級会合」へのEUの参加を呼びかけました。
グラチアーノ委員長は、韓国が掲げる韓半島の平和プロセス政策を、 EUは支持しているとして、EUのインド太平洋戦略が具体化されれば、韓国と共有し、具体的な協力策を協議していくことを提案したということです。
この日の会談に先立って、韓国軍の合同参謀本部の元仁哲（ウォン・インチョル）議長も、グラチアーノ氏と面会し、韓半島の安保情勢などについて議論したほか、韓国とEUの軍事交流や協力を強化するためにお互い努力することで一致したということです。