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政治

野党候補の圧勝、若年層の政権審判が決め手に ソウル市長補欠選挙

Write: 2021-04-08 13:17:49Update: 2021-04-08 16:40:54

野党候補の圧勝、若年層の政権審判が決め手に ソウル市長補欠選挙

Photo : YONHAP News

次期大統領選挙を来年3月に控えて行われたソウル市長補欠選挙では、各世代における政治的傾向に大きな変化が表れました。
KBS、MBC、SBSの地上波テレビ3局が投票日の7日に行なった出口調査で、野党国民の力の呉世勲(オ・セフン)候補は、60代(69.7%)や70代以上(74.2%)の強固な支持層に加え、20代以下や30代の若年層でも、与党「共に民主党」の朴映宣(パク・ヨンソン)候補を大きくリードし、全体の得票予測は59%でした。
今回の選挙でとくに注目されたのは若年層の投票行動で見られた変化です。
これまで18歳から30代までの若い世代は、革新系や与党系を支持する傾向がありましたが、今回の選挙では、この世代の多くの有権者が最大野党「国民の力」の呉候補に票を投じました。
とくに18歳から29歳までの有権者では呉候補(55.3%)と朴候補(34.1%)の予想得票差は21.2ポイントで、これは全体の予想得票差21.3ポイントとほぼ変わらないレベルでした。
対する朴候補は、共に民主党の中核支持層とされる40代でのみ49.3%対48.3%で呉候補と接戦を繰り広げ、ほかの世代では大きな差をつけられました。
これについて専門家らは、「20代から30代が社会的、経済的に厳しい状況に置かれているなか、政府が政策でこの世代に十分に対応できなかったことが、投票結果に表れた」と分析しています。

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