新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますが、1日の新たな感染者が6日ぶりに700人台まで急増して97日ぶりの最多を記録し、防疫当局は流行の第4波の可能性があるとして注意を呼びかけています。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は14日までに新たに731人の感染が確認され、累計で11万1419人になりました。 1日の新たな感染者731人のうち、国内での感染は714人で、残りの17人は海外からの入国者でした。
地域別にはソウル245人、京畿道(キョンギド)238人、仁川(インチョン)26人と首都圏だけで全体のおよそ71.3%の509人となり、1月7日以降初めて500人を超えました。
死者は7人増えて合わせて1782人、重症患者は100人になりました。
去年11月中旬から本格化した新型コロナ流行の第3波が終息する様相を見せないまま、感染拡大第4波の初期段階に入った様相を見せています。
全国で散発的な集団感染が相次いでいるうえ、感染経路が不明の「隠れた感染者」の割合がおよそ30%となっているため、更なる感染拡大が懸念されています。
政府は、新型コロナの感染拡大が続く場合、感染防止対策「社会的距離の確保」の措置や、首都圏の食堂やカフェなどの営業時間制限などを強化する方針です。