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社会

慰安婦訴訟で敗訴 慰安婦被害者李容洙さん「国際司法裁判所に行くしかない」

Write: 2021-04-22 01:19:02Update: 2021-04-22 10:02:41

慰安婦訴訟で敗訴 慰安婦被害者李容洙さん「国際司法裁判所に行くしかない」

Photo : YONHAP News

旧日本軍の慰安婦被害者20人と遺族が、日本政府に損害賠償を求めていた裁判で、ソウル中央地裁が、原告側の訴えを退ける判決を出したことについて、慰安婦被害者の一人である李容洙(イ・ヨンス)さんは、ありえない判決だとして、ICJ=国際司法裁判所に訴えるしか道はないと話しました。
ソウル中央地裁は21日、李容洙さんを含む慰安婦被害者とその遺族20人が、日本政府に損害賠償を求めていた裁判で、原告の訴えを認めず、請求を退ける判決を言い渡しました。
判決について、裁判所は、日本政府に対し、主権国家はほかの国の裁判権に服さないとされる「主権免除」の原則を適用するべきと判断したということです。
この日、裁判所を訪れた李さんは、記者団に対し、「本当に呆れた。結果がどうであれ、国際司法裁判所に訴えるとしか言いようがない」と述べました。控訴するかという質問に対しては、「国際司法裁判所に行きます。必ず行きます」と答えました。
李さんは、慰安婦問題のICJ付託に向けた推進委員会の委員長を務めていて、政府に、繰り返し、慰安婦問題のICJ付託を求めています。
一方、慰安婦支援団体の「正義記憶連帯」は、記者会見し、今回の判決は納得しかねるという立場を示しました。
正義記憶連帯は、「日本政府が主張する主権免除を適用する必要があるとする裁判所の判決は納得できない。憲法裁判所で、2015年の韓日合意は、法的な手続きになりえないと判断されたにもかかわらず、それに反する決定を下した」と非難しました。
控訴については、被害者と相談して決めるとし、できることは最後までやり遂げると述べました。

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