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政治

米モデルナワクチンの供給が遅延 アメリカの輸出規制で

Write: 2021-04-22 01:47:58Update: 2021-04-22 09:24:19

米モデルナワクチンの供給が遅延 アメリカの輸出規制で

Photo : YONHAP News

ことし上半期に予定されていたモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの供給に遅れが生じる可能性が出てきました。
洪楠基(ホン・ナムギ)国務総理代行兼経済副総理は20日、アメリカの製薬会社モデルナが開発した新型コロナワクチンについて、当初の計画では、ことし4月から6月にかけて供給を受ける予定であったものの、供給に遅れが出ており、予定された数量を供給できるのは下半期になるとの見通しを示しました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、去年12月、モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)と電話で会談し、モデルナから新型コロナワクチン4000万回分の供給を受けることで合意したとして、供給の時期は、ことし4月から6月になるとしていました。
モデルナワクチンの供給に遅れが出ている背景には、モデルナ社が自国を優先してワクチンを供給する方針を発表したことがあります。
アメリカは、ことし7月までに、集団免疫を実現させることを目指してワクチンの接種ペースを上げていて、モデルナなど、アメリカの製薬会社は、海外へのワクチンの供給を規制する方針を発表しました。
モデルナが海外へのワクチンの供給を再開しても、 EU=ヨーロッパ連合やイギリス、日本など、 韓国より先に契約を結んだ国が優先される可能性が高く、韓国への供給は、8月以降になる見通しです。
政府は、ワクチンの供給計画の一部に支障が出ているものの、現在の需給状況を踏まえると、ことし上半期までに1200万人にワクチンを接種するという計画は実現できると説明しています。
洪国務総理代行は、ワクチンの確保と接種の計画に支障がでないようにするとして、ワクチンの確保に向け、外交的な努力を果たす考えを示しました。

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