仁川国際空港は、外国人旅行客を対象に、韓国の上空をめぐる遊覧飛行をした後、空港内の施設を利用できるようにする新しい観光プランの導入を検討していると明らかにしました。
このプランは、外国人旅行客を対象に、飛行機で韓国の上空をめぐる遊覧飛行をした後、仁川空港のショッピングエリアを利用できるようにするというものです。 比較的飛行時間が短い台湾やシンガポールからの旅行客をターゲットにしています。
新型コロナの感染拡大防止のため、プランを利用する旅行客には、出発３日前に受けたPCR検査の確認書やワクチン接種の証明書を提出するようにし、空港に到着してからは、空いている搭乗ゲートを通じて移動させ、ほかの旅行客と動線が重ならないようにする計画です。
仁川空港は、ほかにも、アメリカやヨーロッパなどワクチン接種が進んでいる国からの旅行客を対象に韓国入国を認め、あらかじめ指定した安全なコースだけを観光する旅行プランの開発も検討しているとのことです。
観光業界の関係者は、「今後、航空・観光産業の競争力は、新型コロナからの回復期に、いかに素早く対応できるかにかかっている」として、各国の環境状況に応じて選別して観光客を受け入れるなどの、柔軟な感染防止策について議論する必要があると指摘しました。