新型コロナウイルスの感染防止対策で国境をすべて封鎖していた北韓が、船舶の運航を一部再開したとみられると、アメリカの政府系メディア「ボイス・オブ・アメリカ」が23日伝えました。
それによりますと、現在、北韓船籍の船舶4隻が、中国の大連港などに入港または入港待機中だということです。
船舶運航情報サイトから把握したもので、現在、済州（チェジュ）沖を通っている船も捉えられるなど、運航を再開した北韓船舶が多数みられるということです。
北韓は去年7月以降、新型コロナウイルス対策で国境を封鎖し、船舶の運航を停止していますが、このところ、中国などで北韓の船舶が捕捉されており、国境封鎖措置が緩和され、中国との貿易が一部再開されたという見方が出ています。