文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、新たに与党「共に民主党」の代表に選ばれた宋永吉(ソン・ヨンギル)氏を4日、大統領府青瓦台に招き、昼食会を行ないました。
文大統領と宋代表はこの日、共に民主党内部の融和と団結についてや、青瓦台との協力について話し合いました。
文大統領は、宋代表に「共に民主党が宋代表を中心に融和されることを願う」と呼びかけ、これに対し、宋代表は「文大統領の残り1年の任期の間、国政運営を支えていきたい」と答えたということです。
また、宋代表が、当選後の演説で、不動産問題やワクチン問題に集中するとの考えを示したことについて、文大統領は望ましい方向であるとして、与党と青瓦台が力を合わせ対応していくべきであると述べたということです。
宋代表が2日に、共に民主党の新しい代表に選出されてからすぐに、文大統領が昼食会を開いたことについて、任期が残り1年となった文大統領が、国政運営における推進力を維持するためには、与党と青瓦台の衝突や党内の分裂を警戒しなければならないと認識していることが伺われるという見方が出ています。