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韓半島

北韓 体制批判のビラ散布を機に境界線付近の防疫強化を指示

Write: 2021-05-07 13:37:10Update: 2021-05-07 14:40:34

北韓 体制批判のビラ散布を機に境界線付近の防疫強化を指示

Photo : YONHAP News

北韓が、江原道(カンウォンド)の国境地域で、新型コロナウイルスの監視体制を強化すると発表したことについて、軍事境界線付近から北韓に向けた体制批判のビラ散布を念頭に置いたものであるとの見方が出ています。
北韓の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は7日、江原道高城(コソン)郡での防疫活動について紹介し、「海と山林地帯などに対する防疫学的監視を強化し、悪性ウイルスの流入空間を先制的に遮断するための事業を積極的に展開している」と伝えました。
そのうえで「住民たちが異常現象を発見したら、担当機関にただちに通知するシステムを徹底して順守するよう促す事業を進めている」と強調しました。
異常現象として「死んだ動物など」を挙げましたが、脱北者団体による体制批判のビラ散布を念頭に置いているものとみられます。
高城郡は韓国側の国境地域でもあるため、江原道一帯でビラ散布を行った場合、北韓に届く可能性があるとされています。
北韓に向けたビラ散布は北韓の体制転覆を引き起こすとともに、新型コロナの流入経路にもなりかねないため、北韓は警戒を強めているものとみられます。
労働新聞は前日にも、「風によって異常物質が飛んでいるのを目撃した場合、ただの自然現象ではなく、悪性ウイルスが流入する可能性がある一つの空間と見なすべきだ」と警告しています。

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